2014年6月某日
実は、我がHollywisのメインPCであるこのタワー型パソコンにある日突然、謎のメッセージが出たのです。
2010年に自作した愛機でございます。
OS:Windows8.1 64bit
CPU:Core(TM) i7-2600K CPU @ 3.40GHz (4コア8スレッド)
「CPU Over Temperature Error!」と表示されています。
電源をONにすると、いきなりこの表示が現れました。温度が高いとのことですが、、、
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で、確認したところ、4つのコア全てで90度超え!!!
これはヤバい!ということで、対策を施すことにしました。
CPUは100度を超えると壊れる。強制停止する。動作が不安定になる。
などと言われており早急な対策は必須です!!!
そんな訳でこの危急の自体への実際に行った対処対策法をご紹介します。
- ①掃除をする (初級)
- ②CPUファンまわりを確認する (初級)
- ③CPUファンのホコリを掃除(中級)
- ④CPUグリスを変える (上級)
- ⑤CPUファンを高性能なものに変える! (上級:金銭的に…)
- で、結果は?
①掃除をする (初級)
長くPCを起動していると、部屋のホコリを大量に吸い込みます。
ホコリが多いと何がダメかといいますと、ホコリがあると空気の流れが悪くなり
PCについているファンがいくらがんばっても、新鮮な空気がマシンに届かなくなります。
そうすると、PCの冷え具合にも大きく影響します。
こうやって、掃除機の弱モードで丁寧にホコリを除去します。
開けてみるとPCには意外と多くのホコリが溜まっていますよ~
こういう全面も、よくホコリが溜まりますので、これも掃除機で一気に除去!!
②CPUファンまわりを確認する (初級)
CPUファンの回転を邪魔するモノがあると、ファンは十分な力を発揮できません
私のPCは、上からPCに空気を送り込むファンが落っこちており、CPUファンを邪魔していました
おい。おい。。
邪魔な、配線などでファンに絡まっていないかも要チェックです。
③CPUファンのホコリを掃除(中級)
CPUファンにホコリが詰まっていると、これまた十分な冷却が期待できません。
できるなら分解して、掃除してやります。
【注意】壊れやすいので自信のない方は分解しないで、掃除しましょう。
④CPUグリスを変える (上級)
CPUとCPUファンの間には、熱の伝導性を高め効果的に冷却するためにグリスが塗られています。
これを、より熱効率の良いものに変えてやると、僅かながら冷却効率があがります。
こんな感じでCPUにグリスがついてます。最初から付いているものは、熱伝導性が低いため効果的に冷却できません。
今回導入したのは、ネットで評価の高い高性能グリス「MX-4」!!
Amazonの評価でも絶賛の嵐です。
カッコいいネーミングですね、速そうですw
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他にもこれより高価なシルバー入りなど色々とありますが「MX-4」は
公称値より冷えてしかも安価と言われています。
冷え具合、塗りやすさ、持ち具合(ポンピング対策)でなかなかのものらしい
どれどれ、熱伝導率 8.5W/mk の高効率でありながら、程よい粘性であるため初心者も塗りやすい安心タイプですな。
容量も10回くらい使えそうな大容量ですので、ミスしても大丈夫。
価格はヨドバシカメラで1000円程度でした。
こんな感じで、CPUにちょこんと載せて、CPUファンを装着すればOK!
塗り方も、このような「中央盛り」の他にヘラで伸ばす方法などもありますが
「MX-4」なら柔らかいため、中央盛りで多少多めにつけておけばCPUファンの
重さで適度に伸ばされるので、変に伸ばすより気泡が入らないのでオススメ
ただしCPUファンを取り付ける際に、水平におろしてグリスを潰しましょう。
片側にのみ伸びることがあるので(付けるときにグリグリ捻るといいかも)
⑤CPUファンを高性能なものに変える! (上級:金銭的に…)
実は一番手っ取り早く効果的なのが、CPUファンを高性能なものに変えることです。
様々な種類が売られており、ファンが大きいタイプを選ぶと、いつもより静かになるなど
冷却以外にもいいことがあります。
欠点としては、高い!! これに尽きます。
今回導入したのは、「MUGEN4」!!
MX-4も4だし、4という数字は信頼性の証なのでしょうか。。
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ヨドバシカメラで4600円でした。高いよ。。。
巨大ヒートシンクと大口径ファンの凄いヤツです。
今時だと無限五が出てますね!
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無限五は対応ソケットが775/1151/1150/1155/1156/1366//2011/2011(V3)です。
CPUの対応ソケットには気をつけましょう。
どどーーん。
付けました。なかなか付けるのは大変で、30分以上格闘して何とか装着完了。
で、でかい!! 一気にケースが埋まってしまいました。
高さが凄くあるので、PCケースによっては付かない可能性もあるので、気を付けて下さい。
私のPCはギリギリでした。あぶない。あぶない。
PCケースの幅が狭い場合には、手裏剣(SYURIKEN)あたりもいいかもしれません。
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で、結果は?
そして、PCを起動後に「SpeedFan」で温度を確認した結果がコチラ
Core0:36℃
Core1:35℃
Core2:33℃
Core3:38℃
どれも正常値ですね。部屋の温度が30℃でしたのでほぼ部屋の温度と変わりません。
徹底的に対策した甲斐がありました。
これから夏本番ですので、PCが熱暴走しないように掃除だけでもやってみてはいかがでしょうか?
2018年8月追記
このPC、この時の冷却構成で未だに動いております。驚異的!あれから4年以上故障なしです。
2010年から使ってるのでもう8年で現役バリバリです。
PCのOSをWindows10にしたり、ディスクのメインをHDDからSSDに変えて高速化を図ったりなどはしていますが
同じCPU、ファン、グリスで未だ健在です。
いやーすごいですね。
なお、交換したSSDがこちら。LEVEN 640G 内蔵SSD 2.5インチ
LEVEN 640G 内蔵SSD 2.5インチ 3D TLC NAND/SATA3 6Gbps SSD 3年保証 JS700SSD640GB (640GB)
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Amazonの評価を見ていただいたらわかるのですが。いやーこいつが速い速い。
流石にM2系ほどの速度は出ませんが、普通にRead、Writeが450MB/secは軽く出ます。
640GBで13,480円で買いました。安いです。
960GBでも2万円切るのでこっちでもよかったかもしれません。